今回はラグビープレイヤーのためのトレーニングについて書いていこうと思います。


ラグビーは格闘技に近いコンタクトスポーツなので、ウェイトトレーニングを始めとするフィジカルトレーニングは欠かせません。プレーのレベルを向上させるためでもありますが、それと同時に自分の身を守るためでもあります。
しかし、ボディビルをしている訳ではないので、「ラグビーで使う」ことを意識したを体づくりをする必要があります。


「ラグビーで使う」筋肉とは?

そもそもラグビーではどのような筋肉を使うのでしょうか。

筋肉には速筋遅筋という二種類の筋肉があり、その比は個人で異なります。
速筋と遅筋にはそれぞれに得意とする運動があり、スポーツによって必要とされる筋肉が違います。

速筋は、素早く激しい運動に向いています。
逆に遅筋は、ゆっくりで長い運動に向いています。

ラグビーはどちらの運動が中心かというと、両方です!!

ラガーマンの筋トレの難しいところで、タックルやダッシュと言った速筋を使う運動をしながら、尚かつ一試合を通して走り続けるために遅筋も使われています。

ただし、ここで大事なことが個人によって速筋と遅筋の比率が違うという事です。

例えば、短距離走が得意な人が必ずしも長距離走も得意とは限らなかったり、短距離走で目が出なかった人が長距離走で大成したりすることがあります。これは速筋と遅筋の構成比が個人で異なることを示しています。

つまり、速筋と遅筋の両方をフル活用するラグビーでは、個人の筋肉の構成比に合わせてトレーニングする必要があります。速筋ばかりだと持久力が低くなり、遅筋ばかりだとパワーが弱くなってしまいます。


速筋と遅筋の鍛え方の違い


先程も言った通り速筋と遅筋で動員される運動が違います。

つまり、メニューによって速筋に効かせるのか遅筋に効かせるか目的が変わってくるという事です。

それでは具体的に違いを説明します。

速筋は遅筋に比べ、爆発的な力を発揮できるので、パワー系の運動で使われます。
したがってトレーニングでは、高負荷・低回数で行うと重点的に鍛えられます。
具体的には、10rep以下で限界を迎える回数がちょうどよいです。

遅筋は速筋に比べ、パワーは出せませんが長時間動かすことができるので、持久系の運動で使われます。
したがってトレーニングでは、低負荷・長時間で行うと鍛えられます。
具体的には、1500メートル走などのいわゆる有酸素運動です。



神経を鍛えよう


ウェイトトレーニングで強い体を作る事も大事ですが、それだけではラグビーに生かせません。
筋肉の成長と同等に神経の発達も極めて重要です。
優れた部品を使ったロボットでも、配線がなければ動かないのと同じです。

そもそも神経って鍛えられるの?と思った人もいるかもしれませんが、もちろん鍛えられます。
ケガによって麻痺してしまった人が、リハビリを重ねてその部分の神経を鍛え元の生活に戻るというのがよい例です。

神経を鍛える事によって、上手く動かせなかった部分が動かせるようになったり、動きがよりスムーズになったりします。経験者の動きが初心者には真似できないほどスムーズで無駄が少なかったり、似たスポーツの経験者がすぐに慣れることが出来るのは、ラグビーで使う部分の神経が鍛えられているというのが一つの要因です。

では神経はどのように鍛えられるのでしょうか。
神経は反復練習によって鍛えられます。
タックル、ダッシュ、パス、どれも反復練習すると思いますが、それは神経を鍛えているのです。

さらに、神経は筋肉に刺激が加わった直後、つまり筋トレの直後に発達しやすくなります
例えばラグビーでは東海大学がウェイトトレーニングの直後にコンタクトの練習をしたり、バスケではマイケル・ジョーダンがウェイトトレーニングの直後にシュートの練習をしていたり。
端的に言うと、筋トレの直後が上達のチャンスなのです。



まとめ



以上の事を踏まえて、上達へのフローチャートを作るならば、

1、ウェイトトレーニングで強い肉体を作る。
2、指導者や他者のプレーから理想的な動き方の知識を得る。
3、知識を反復し神経を鍛える。
4、1~3を繰り返す。


これでスキルは確実に上達します。

ただしラグビーの試合では、得たスキルの的確な使い方(判断力)や味方との連携やコミュニケーション(戦術)など様々な要素が絡んでくるので、スキルだけでは勝てません。

しかし、土台となる個人のスキルがなければ、その上に積み上げる判断や戦術の幅は狭くなります。
つまり、個人のスキルは極めて重要という事です。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
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